新規学生募集!

東京アレクサンダーセンター(TAC)では、現在2024年度9月スタートの新入生を募集しています。

 

それに際して、TACの学校の紹介をアシスタントの私の立場からしてみようと思います。(私からの立場なので、どうしても偏りがあることをご理解下さいませ🙇🏻‍♀️)

このブログを見ると、大体の感じはおわかりかと思いますが、あえてどんな場であるのか?を書いてみますね。

 

TACは、2022年9月に稲田校長が東京の北千住で始めた、かなり新しい学校です。

STAT(イギリスアレクサンダーテクニーク協会)認定の週4日×3年間のアレクサンダーテクニーク教師養成学校であり、3年が修了すると、STAT認定のATの教師資格がもらえます。

 

TACの教師養成学校は、稲田校長の3つの指針によって運営されています。

 

①学生も教師も関係なく、学び合う

②いつも向上心を持つ

③視野を広く持つ

 

これは、校長が学校を始める前からずっと私達スタッフに言われていた事でした。

 

これらの意味は、一見当たり前で簡単に理解できそうに見えますが、実際私がこれらの意味を本当に理解し始めたのは、学校が本格的に始動してからでした。

 

まずの「学生も教師も関係なく、学び合う」は、なかなか実際は難しいだろうな!と思っていました。なぜなら、教師は学生よりATの経験が長いので、学生と教師は完全に対等にはならないからです。

でも、実際学校が始まってみると、その意味は「ATをどれくらい知っているか?」ではなく、お互い、その人としての魅力をちゃんと尊重することだ、と言う事がわかりました。

その雰囲気がクラスにどんどん広がり始めると、個人が輝いてくるのですね。この学校が始まってから、教師達がどんどん輝きはじめ、私たちも学生さんからもとてもたくさんの事を教えてもらうことができるようになりました。

 

の「いつも向上心を持つ」は、もちろん学生は当たり前であり、それをできる環境にあります。が一方、教師としてレッスンをしていくと、学生の頃の様な学びがなかなかしにくくなります。もちろん、「学びたい!」と言う欲はあっても、環境としてそれがなかなか現実的でなかったりします。しかし、学校と言う場があるおかげで、教師も定期的に学ぶことができます。

そして稲田校長は、何より「自分の成長のためにこの場を作った!」と言い切るくらい、自分の成長にかけています。いつもやる気に満ち溢れてますね(笑)!

そんな雰囲気の中でトレーニングができる学生さん達は、多くの先輩たちに出会って、今後も向上心を持ち続けることができるのではないかなと思います。

 

③「視野を広く持つ」は、ATはマイナーな世界なので、とても狭くなりがち。特にSTAT系のワークは、イギリスの伝統的なワークを継承しているので、基礎がしっかりしているなど、たくさんの長所があるのですが、どうしても新しい考え方を排除しがちです。

そんなこともあり、常に「ATって一体なんだ?」と言う問いを持ち続け、自分の中にある凝り固まった固定観念を時々排除する必要があります。

そんな意味合いもあり、TACでは、1学期に1度以上、他のワークを体験したりして、ATの立ち位置を自分たちの中で理解することをやっています。これを3年間のトレーニングの間にやっておくことで、一時は混乱したとしても、卒業後広い視点でATを見る事ができるようになります。いろんなものをトレーニング中に見ておかないと、卒業してから、自分の知らないものは居心地が悪いので、排除する傾向になりがちです。

ATも、時代と共に常に進化し続けなければならないですから。ATが化石化しないようにしなければいけませんね。

 

 

ステマの授業

 

 

と言う事で、学校の指針はこんな感じですが、こう書くと、稲田校長は何だか厳しい先生のイメージを持たれると思います。が、実際は先生自身がクラスではかなり学生、同僚から突っ込まれることが多いです(笑)!なぜなら、何を学生が質問しても、自分の思いに替えてしゃべってしまうから!(熱いんですね!良く言えば「軸がぶれない」と言うか!そこは、学生さんたちもだんだん理解しつつあります。みんな校長に厳しいけど、実は陰ではちゃんと校長に感謝してます(笑)!)

 

その代わり⁉️校長のハンズオンワークの繊細さ、深さはピカいちなので、そこはわかる人には伝わるので、全国あちこちにファンが居るようですよ。

これは私の個人的な考えですが、校長のワークの腕は、その学生の今後のAT人生を左右すると思うので、本当に大事ですね。

 

あと、稲田校長は、医師なので「生理学」「解剖学」「発生学」はもちろんの事、また心理系も強いので、理論の時間のプレゼンテーションがとてもおもしろいです。

更に、プロの音楽家でもあるので、芸術に関する理解もあるので、学生さんたちは本当にいろいろ学べると思います。

 

🍀

 

話は変わって、アレクサンダーテクニークの学校の中でも、STAT系列の学校は、頭の冴えている(?)午前中の週日に授業をしなければならないルールがあり、なかなか会社員で働いている方々には、難しい条件であるのは事実だと思います。が、その時間は、後で振り返ってみると、たぶんその人の人生の中で、かなり充実した期間になると思います。そんな条件の中でもご興味がある方は、是非TACで勉強しませんか?

TACメンバー一同、お待ちしております。

 

ブログ担当 棚橋

 

 

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