2023年11月29日 プレゼンテーション

今回のプレゼンテーションは、学生さん(1年生)のKさんの

【由佐美加子さんの見ている世界 本当の自分とつながる】でした。

 

1時間を超える熱いプレゼンテーションでした。

Kさんからプレゼンのまとめを頂きましたので、以下そのまま添付させて致します🙇🏻‍♀️  

 

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私がTACに通う前に、初めてアレクサンダーテクニークのレッスンを受けて帰る時のこと、体や頭にまとわりついていたようなものがなくなっていて「あれ?何だ?何もない。」と不思議な感覚になったのをよく覚えています。

 

それから「何だこれ?」がおさまらず、学校に通うところまできてしまい、今も正直「何だろう、コレ?」は消えませんが、今回のプレゼンで自分が惹かれた内容をみると、どうやら「本当の自分とつながっていたい。」という思いは、その「何だろう?」の答えの一つなのかもと感じています。

 

普段のアレクサンダーのワークの中で、何かまとわりついていたものがなくなったときに「本当の自分」みたいなものが、ぼうっとみえてきて心地よくなって…由佐さんの本を読んだときに、きっとこの人も同じようなものを感じているけど、私みたいに「ぼうっ」としていない、とてもはっきりと言葉にしている!でも、きっと似ている世界!と思い、プレゼン資料にまとめることにしました。

 

由佐さんは「ザ・メンタルモデル」という4つの「メンタル」モデルの考えを本にしているので、私は「感情を何とかする」みたいな内容かと思っていました。しかし実は、不本意な現実に対する「感情」を手がかりに、「痛み」を感じている身体を観る、というもので、アレクサンダーテクニークでいうところの「サイコフィジカル」な世界に迫っていることに驚きました。

 

そして、その痛みを「思考」で感じないようにしようとする、その「思考」(アレクサンダーさんが、散々取り組んで、それでもしつこく居続けた「doing」)の起こる直前を、由佐さんははっきりと見抜いていて、まさにそれは私達が大切にしている「インヒビション」そのものでした。

本当の世界を見ずに、「思考」で作られた「痛みを避けるための世界」まさに「エンドゲイニング」だらけの世界で生きていた由佐さんが、「エンドゲイニング」では、何も得られないとどん底まで落ち、自分の内側から湧き出してくるものから「メンタルモデル」をつくりだす過程は、まるでアレクサンダーさんのようであり、“あー本当は私も、他の人も、全員この内側に何か「源」があって、きっとつながりたがっているんだよなぁ”と思わざるを得ない感覚になりました。

 

プレゼンの後、みんなで話していて“「本当の感情」って見るの難しいよね、ついついそれにくっつけて自分で作り上げた「ストーリー」の方に気を取られる”という話題になりました。「感情=身体から湧き出しているもの」に「思考」がくっついていく瞬間…、う~ん「インヒビションが大事だよね!」って一言で終われないぞ、これからのワークで、どこまで私はそれが見えるようになるのだろう?

 

そして“由佐さんは、ある程度社会で「もーだめだ!」って思いをして「痛み」に飛び込んでいける「勇気ある人」を対象としているけど、アレククンダーテクニークだったら、違うアプローチで深い自分までいけるかもしれない”という言葉を聞き、今「不思議」だらけの中で取り組んでいるアレクサンダーテクニークの懐の深さに、これからの自分の展開がさらに楽しみになったプレゼンでした。

 

やはり、私は「どんな人にもある」とか、「自分で取り組む」というところに惹かれてアレクサンダーテクニークの世界に飛び込んだんだと思うので、世の中の人々の様々な「事情」や「実態」を知ることと、色々な経験や考えを持っている一人一人に、どうやったら「アレクサンダーテクニークを伝えられるのか」「アレクサンダーテクニークで繋がれるのか」というところにも、視野を拡げて取り組んでいきたいと思います。

今日は「長~~~い」プレゼンに、皆さん根気よくお付き合いいただき、本当にありがとうございました。由佐さんの熱量が、そのまま私に「のりうつった」プレゼンとなりました!

 

 

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興味深いプレゼンをありがとうございました。

この由佐さんの「メンタルモデル」の目指している方向と、我々のATが似ていることに驚きでした。

 

やはりこれからの時代は、「being!」我々はどういうスタンスで存在しているか?がキーになりそうです。

そういう意味でも、私たちの在り方がATのワークにも反映されると言う事でTACも一つのチームとして、お互いに学び合って高めていきたいものですね。

 

ブログ担当 棚橋