今日は、TACの教師養成学校のメンターである小野ひとみ先生がTACに来られました。
メンターは、新しいSTAT(英国アレクサンダー教師協会)の制度で、
新しく立ち上げた学校のフォローをするという役として、小野先生には学期に1度ほど来ていただいています。
今日は、最初にチェアワークをして、その後今日のお題である「ウイスパード アー」
を小野先生に習いました。
「ウイスパード アー」は、アレクサンダーテクニークのプロシージャー(取り組み)の中でも他のものと比べると、呼吸、声、などが含まれるので、教師養成学校や個人レッスンでも比較的教えることが難しいのが現状です。
そんな中で小野先生は声楽を専攻されており、呼吸、声、などに関して詳しい方なので、今回TACで「ウイスパード アー」を是非教えてほしいとお願いをしました。
さて、最初にまず手順の説明を聞いて、
一旦休憩。 ☕️ 🍵🍫🍘
小野先生の海外での経験のお話を聞きながら、甘酒とお饅頭を頂き
後半へ。
後半は、一人ひとりウイスパード アーを指導して頂きました。
かなり斬新な情報がたくさんありました。
まず第一に、日本人の思っている「アー」は、この「ウイスパード アー」で目指しているものとほど遠い事。よって、日本語をしゃべる私達は、その前提を踏まえて理解していないといけない。
例えば、
日本人は、唇を前に出そうとしても、顔の筋肉がなかなか動かない。
普段から下顎に力が入っているため下にすとんと落ちていない。
舌も後ろに引っ張られがち。
アの口の時に、口を横に引っ張りすぎる。
などなど~
この辺りの事を、ワークをやってみて痛感しました。
「ウイスパード アー」は、もちろんATの基礎的な身体がコーディネートされた上で行わなければならないし、国が違えば教え方も変わってくる、という奥が深いものなんですね。
学生さんには、一度に情報が多すぎたかもしれませんが、スタッフたちにはそれぞれ新しい刺激があったようでした。
もちろん、これはどんな人にも役に立つプロシージャーであることは間違いがないのですが、この日集まったスタッフはたまたま皆管楽器を吹くメンバーだったので、楽器演奏にも役立ちそうです。
と言う事で、小野先生のおかげでいろいろ学べた一日でした。
ありがとうございました!