タッくんの連載マンガが始まりました。

皆さま、ご報告です。

 

東京アレクサンダーセンターTACのゆるキャラが決定しました!

 

タッくん!です。

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よろしくお願いします。

 

そして、タッくんの産みの親、Kさんによって連載マンガが始まりました。

 

早速第1話!

tac-self-fullness.net

タッくんがアレクサンダーテクニークを学ぶことによって、どんな感じで成長していくのかが今後楽しみですね。暖かく見守っていきましょう(笑)!

2024年2月7日 プレゼンテーション

今日はプレゼン担当は棚橋でした。

テーマは「朗読をしてみよう!」

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最近、TACのHPに挙げるための動画を編集していて、ナレーションを入れる作業をしているうちに、段々と文章を朗読するのに慣れてきました。

実際、朗読はアレクサンダー自身も朗読に苦戦したところからアレクサンダーテクニークにつながった訳なので、朗読とATの相性はとても良いはず!

今回私自身も朗読をすることで、舌のこと(私の場合はフルート演奏にもつながるし、英語やドイツ語の発音にも関係するので大変興味深い)や、フレーズ、そしてもちろん、ノンドゥーイング、インヒビションを意識する事など、いろいろ体験ができました。

 

と言うことで、今回のプレゼンは、クラスの皆さんにも朗読を体験して頂こうと思い、このテーマになりました。

朗読に使ったのは、私がナレーションをした文、そのまま。

 

youtu.be

①まずはテキストを見て、皆んなで一文づつ順番に読んでいく。

 

この文章は、1文が最初は短くて、後半はだんだんと長くなってくるので全部を朗読するにも、なかなかやり易いのです。

今回は1人1文でしたが、どれがまわって来るのか?によってもやり易さもいろいろだったと思います。

②1人ひとり、練習の時間をとって練習。7,8分くらい。

 

ヨシ先生もこの個人練習、すごく熱が入ってましたね。

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③2人一組になって、ハンズオンを交えて朗読する。

 

今日は、教師3対学生3だったので、上手くペアができました。

私は、皆さんを観察させて頂きましたが、いろんなアイディアでアドヴァイスしていて、なるほどなあと思いました。

 

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④最初の時の様に、全員集まり、1人1文づつ読んでいく。

 

最初よりずいぶんスムーズに、心地よく流れを持って読めたのでは?と思います。

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今日、一番みなさんに伝えたかったことは、「上手く読む」ではなく、「プロセス」を大事にした結果、流れがある朗読ができる、そんな経験をする、と言う事でした。

 

皆さんの感想は、「とても面白かった!」ようです。

STAT系列(イギリス直属の伝統的なAT教師養成の学校)の学校は、身体の奥に働きかけるチェアワークが中心で、割と日常の動作を授業で扱う事は少ないのですが、やはりこういう形のアクティビティは、たまには大事ですね。

何事もバランスが大事だと思います。

 

「またやりたい!」との声もあったので、また朗読の時間を作ってもいいかもしれませんね。

 

ブログ担当 棚橋

2024年2月5日 システマ体験授業

東京アレクサンダーセンターでは、教師養成クラスの授業の一環として、他のワークを学ぶ事で、アレクサンダーテクニークとの違い、共通点を見出し、ATの立ち位置を明確にするために、外から先生をお呼びする体験学習を定期的に行なっています。

 

今日は赤塚優作先生をお招きして、稲田校長が最近学んでいる『システマという武術の体験授業の日でした。

 

『システマSystema)』とは?(ウキペディアより)

ステマはロシア武術軍隊格闘術。

ソビエト連邦の独裁ヨシフ・スターリンのボディーガードから教わったミハイル・リャブコによって創設された。

近代戦における様々な状況を想定した実戦的格闘術として、近年注目を集めている。その歴史的背景と技術的特徴から、一般向けのセミナーでは護身術として整備されたプログラムを用いて指導されている。そのため2017年時点では競技格闘技ではない。

徹底した脱力と柔らかな動作が特徴。その形態からロシアの合気道と呼ばれることがあるが、システマはリャブコ家に家伝として伝わっていたロシアの伝統武術を源流としている。

 

🍀

 

今日の体験授業は、ビジターさんを含め合計11人の参加者。

メンバーの中には、前情報を聞いて、「武道だから投げ飛ばされるの?」「殴られるの、怖いよ~」と言っている人も居ましたが、さてさてどんな授業になったのでしょうか?😂

 

今日教わったワーク全部を書くことはできないですが、私が個人的に印象に残ったものを少し書いてみようと思います。(私の個人的な解釈が入っていて、間違っているかもしれないですが💦)

 

🍀

 

一番最初のワーク。呼吸と共に「歩く」。

1歩で吸って1歩で吐く!

次に2歩で吸って2歩で吐く!

ここから10歩まで順番に伸ばしていきます。そして、また歩数を減らして行く!

途中、後ろに歩く、などのバリエーションも入りました。

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これは、私の中でなかなかうまく行く時と行かない時がありました。

私は管楽器奏者なので長く息を吐くのは慣れているけど、ゆっくり吸う訓練はやったことがないことに気づきました。

が、うまく行っていない時は、数を数える時に必死になっているのに気づき、全体性を思い出すと良いみたいでした。

これは、積み重ねの練習が必要なワークかも!

 

 

次にやったのは、ラッシュの駅のように、真ん中に人が一斉に行き交う設定で

歩く。ぶつからない設定、ぶつかっても良いと思う設定でやりました。

これは、今日の授業の一番最後にもやりましたが、その時と最初の時とのスムーズ差は大きかったです。これもだんだんと全体性をみんながより考えられるようになったから!でしょうね。

 

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次は、「腕を上にあげる」実験。①と②の違いを感じよう!

①ふつうに腕を上にあげる。

『「腕を上にあげる」と考えた時に起こる身体の反応』に気づき、それに追従する感じで手を上げていく

①と②の違いは実際大きかったです。①は無理やり動かしている感じ。②は自然でやわらかい。

最初、AT色が強い私は、この②の身体に起こる反応をなるべくしないで「インヒビションする!」と捉えたのですが、実は逆でした。😓

「脳からの指令で、未来に起こるであろうと予測する身体の反応に気づいて、それに付いて行こう!」と言うことだそうです。

(たぶん、身体の反応に気づいた時点で、我々はインヒビションをしていると言う事ですね。)

それを、システマでは「フィード フォアワード feed forword」と呼ぶそうです。

(フィードバックの逆?)

 

 

ここからは、フィード フォアワードを使っていろんな実験をしました。

 

●2人組で「腕をつかまれた時に、うまくそれを交わす」を実験。

けっこうな力で握っていても、あら不思議、なぜかうまく逃げられてしまうのです。

 

 

そして、フィード フォアワードは、「心配や恐怖」を感じる際にも起こっているそうです。その場合は、「それをいかに自分の中に貯めないようにするか?」がポイントになるようです。

 

●「相手が自分の方にぶつかるように歩いてきても、それに反応せずスっと避ける」実験

人が自分の方に向かって来るときは、1歩向かって来ただけでも、すでに自分の中にストレス、不安みたいなものが起こり始めるので、それに気づいて、いかにそれを自分に貯めないで動きに代えて行くか、が大事だそう。

 

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最後に、2人組になり、1人が相手の腕から徐々に行きたそうなところに動かして、まるでコンテンポラリーダンスのような風変わりなストレッチをしました。

ストレッチって、確かに無理やりやるものではなく、動かしたい部分を自由に動かすのが一番良いのかも?そう考えたのは初めてでしたね。

 

あっと言う間の3時間半。いろんな体験ができました。

皆さん楽しんでいたようです。

 

私個人の感想としては、システマはATととても近いところにあり、ロシアにも古武術の様なものがあったのが面白いです。これが戦争に使われるとは何とも複雑な気持ちがしますが。💦

 

ステマとATは、一見インヒビションの捉え方が逆だと思ったのですが、いや、実は一緒なのかも?と言う事が一番新鮮でした。

「インヒビションとはなんぞや?」について最近考える事が多いので、また新しい気づきがあっておもしろかったですね。

 

ATのインヒビションについては、もう少しシステマの様にポジティブな方向にあるべきではないか?と思ったりしました。これは、我々の今後の課題になりそうです。

 

ステマ体験授業、確かに1回ではわからない、できなかった事もいっぱいあったと思いますが、今日は充実した授業でお腹がいっぱいになりました😊

 

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赤塚先生、ありがとうございました。

 

ブログ担当 棚橋

 

 

2024年1月24日 プレゼンテーション

お久しぶりです。

TACは、今年も元気に活動しています。

ATの教師の方々や、定期的に来てくれているビジターさんなど、いろいろな方々がTACに来てくれて、私達も良い刺激になっています。😊

 

 

さて、今年のプレゼンテーション、トップバッターは、1年生のKさん。

プレゼンのまとめを書いて頂きました。

 

テーマは、

「Let it happen!造形遊びを楽しもう」

でした。

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2学期にTACで行った、「音楽を聴きながら、クレヨンで図形を描いていく」という谷中先生のワークショップでの出来事です。

 

お互いに描いた図形を見合っていた時、「私の描いた線って、バランスが取れていないし、色もセンスがないし。それに比べて、みんなの描いたのは、色もステキだし・・・」というH先生のつぶやきが聞こえてきて、私は自分が教員だった時の光景が浮かび、胸が痛くなりました。

 

それは教室前のろうかに掲示された、クラスの子どもたちの絵でした。

一年生の初めての絵の具の授業、みんな目を輝かせながら画用紙に色をのせていきます。どろっとした感触を楽しみながら、筆先から紙の上にポテポテと絵の具を落として楽しむ子。筆洗いの透明な水に絵の具のついた筆をつけ、広がっていく色をいつまでも眺める子。子ども達はそれぞれ、色の世界に浸って生き生きと活動していました。

 

 

活動後の画用紙は正直、飾るにしては「ぐちゃぐちゃ!」でした。

でも、それを廊下に掲示しなくてはいけません。廊下を通りすがる、何も知らない人が見たら・・・「べったべたで、ぐちゃくちゃ」。「飾る」には適さない気がするけど、でも飾らなきゃ・・・。一方、隣のクラスは、パステル調だし絵の具の濃さも均一で、統一感があるなぁ。「まあ○○ちゃんの絵、きれいねえ」みたいな声も聞こえてくるし。あんなに楽しかったのにな、子ども達にきれいに描かせられなかった私、間違ってたのかな、みんなごめんね・・・。

 

 

その時の胸の痛み・・・これはもう一度確かめてみなくては!という思いで、今回「Let it happen!造形遊びを楽しもう」と題し、「評価すること、されること」から解放されて、心から安心して活動できたらどんな感じになるか、皆さんに協力してもらい試してみることにしました。

 

「造形遊び」というのは、図工のカテゴリーの中でも、「作品にしなくていい」「結果は気にしない」「とにかく素材に働きかけて全身でそれを感じ味わう」という特徴があります。そこに注目し、

 

  • “インプットの方”「誰がどう描いている」ではなく、「絵の具に働きかけることで自分は、どう感じているんだろう」(センサリーアプリシエイション)をみること
  • “アウトプットの方”「作品」「結果」(エンドゲイニング)は目指さなくていいこと
  • 自分の事も他人の事も、ついつい「評価」しちゃうだろうけど、ああ、またやっちゃったなぁ、と気づいてそのままにしておくこと(ミーンズウェアバイ)

 

ということを皆さんで確認して活動を始めることにしました。

 

 

 

当日は、自分の世界だけではなく、お互いに影響される感じもいいかもと思い、大きな一枚の紙に皆さんで描き合いました。

 

さて様子はというと、最初から大胆に塗り始め、どんどん変化させていったり・・すぐには紙に描かず、パレットの上でいろいろ試したり・・・絵の具の色を少しずつ変化させては、まるで時間の経過が紙に記録されるようにドットで並べていったり・・・「今日はこの色の気分!」と感じると、前に塗った色の上を「気分の色」で塗り重ねてみたり・・・「いやー、やっぱりキレイに描きたくなっちゃうなぁ」とか、「う~ん、○○さんのいいなぁ」とか、つぶやきも聞こえたり・・・そんな、皆さんの活動をちょっと離れて眺めている人もいたり・・・。時々、お互いの描いたものについて「わぁっ」と盛り上がったり、静か~な時間が流れたり。私自身は、自分の中で起こっている事、周りの空間で起こっている事、何か一点に集中していて全然捉えなかったり、あぁ、と気づいて捉えたり・・・。何だかゆったりした空間の中、お互いが心地いい距離感で活動していた気がします。



活動後、皆さんに話を聞くと・・・目に見える活動(紙にいろいろ描く)をしていなかったとしても、周りの人に左右されずに自分の内側の感覚に寄り添っていられた時間と空間がとても大事なものだったようだ。・・・小さなドットをアウトプットするまでのプロセスには、自分の中で感覚を研ぎ澄まして身体の中でいろいろなものがフル回転していたらしい。・・・インプット(感覚を使って受け取る)を大切に、アウトプットには重点を置かず、とは言ったものの、「私はアウトプットばっちりしてたな、でもそれは、エンドゲイニング的なアウトプットではなく、自分の中から出てくる(リーゾニングのある)アウトプットだったと思う」。・・・なるほど、結局、その瞬間、どんなことをしていたとしても、本当の自分が発動している状態、リーゾニングのある状態、一刻一刻変化していってもミーンズウェアバイしている状態にあることが大事なのだなと感じました。

 

そして、あの時子ども達の絵を飾って、胸を痛めていたけれど、そもそも「プロセス」と「結果」をごっちゃにして混乱していただけだった、ということも分かりました。教員時代に、けなげに「本当の自分」は発動していたのに、その時は「痛み」としてしかとらえられなかった自分。今、改めてATの世界に出会えて良かった~と思いました。もうすぐ、TACで学び始めて1年、これからさらに「本当の自分」と出会っていくのだろうから、また「痛み」は出てくるのだろうけど、それは「エンドゲイニング側」から見た都合なのであって、「本当の自分」にとっては「痛み」じゃないんだなぁ、と2学期の由佐さんのプレゼンと重ね合わせながら、しみじみ実感しました。

 

今回も、私の試みに全力で乗っかって下さったTACの皆さん、本当にありがとうございました!

 

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🎨

 

と言う事で、今回のKさんの試み、皆さんもいろんなことを考えるきっかけになったと思います。

こういう時って、一人ひとりの個性が出て面白いなあと私自身も思いました。

個性が出せる環境って、大事ですね。

Kさん、ありがとうございました。

 

ブログ担当 棚橋

2023年12月20日 学期末パーティー

こんにちは。

今日は今年最後の授業でした。

今日の授業は前半のみで、後半はお疲れさまパーティーです。

 

そんな特別の日と言う事もあり、学生、スタッフ、定期的に来られているビジターさん、総勢11人が集まり、賑やかな1日となりました。

 

前半は真面目にワーク😐

あっと言う間に時間が経ち、後半のパーティーは、まず準備から。

 


みなさん、自らの持ち寄りが集まり、すっかりパーティーらしくなりました。

 

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このパンも美味しかった😊


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こちらのテーブルでは、カードゲームがめちゃくちゃ盛り上がっていました!

 

ここで、私は抜けたので後の様子は、他の方に聞きました。↓

パーティーの後半は「グルメと音楽の競演」でした。

まず、昨年のお疲れ様パーティー🎉にも登場した「飯田商店のラーメン@湯河原」。
今年も学生Eさんがお取り寄せしてくださり、みんなで堪能しました。
あんなに食べた後なのに、ラーメンはやっぱり別腹ですね(笑)


その後は音楽コーナーです。

学生Kさんと遠藤先生によるピアノの連弾や
学生Iさんと香西先生によるモーツァルトのオペラ「魔笛」の二重唱が披露され、
ちょっとしたサロンコンサートのようでした。

みんな拍手喝采
一番ノリノリで聴いていたのは、なんとヨシ校長でした

 

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とても楽しかった様ですね😊

                     

🎍

 

この一年を振り返ると、本当にTACにとって濃い一年でした。

 

学校も始まって間もないので毎日、思考錯誤をしながら、ヨシ校長を中心に、スタッフ、学生全員でワークに取り組んで来ました。

 

もちろん、学校の中で何か問題が起きる事もありましたが、振り返ってみると、大体は上手く乗り越え、前に進んでいるように思います。

 

私個人的には、TACに携わる事によって、「ATとはいったい何なんだろう?」「ATの可能性とは?」を初心にかえって考える事が多くなりました。

 

特に、ATの可能性として今強く思うのは、スタッフ、学生一人一人が「ありのまま」で居られることによって、お互いに影響し合い成長できる。そしてそんな仲間が集まると、グループ、学校としてとても強いパワーを発揮できると言う事ですね。それが学生さんのみならず、スタッフにとっても最強の教育現場かも?

 

あれ、それって、ヨシ校長が学校始める前から、言われていたような?

(と今ごろになって、つじつまがあって理解した私。勉強になります🙇🏻‍♀️)

 

来年がますます楽しみですね、

一年間お疲れ様でした。

 

🎍

 

来年からも、TACでは

トライアルレッスン

tac-self-fullness.net

ウィークデーモーニングクラス

tac-self-fullness.net

のご参加をお待ちしております。

 

ブログ担当 棚橋

 

 

 

 

2023年12月18日 プレゼンテーション

今日は、2ターム目に入った学生のIさんのプレゼンテーションでした。

以下、まとめをIさんに書いてもらいました。

 

🌲

テーマは

「心を動かす音の心理学」行動を支配する音 ~音楽コンサルタント~ 

 斎藤寛著

でした。

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この本は、心と体を健全に保つために、音楽(聴覚)の視点から脳にの関わりについて書いてあります。

 

4万年前に発生したと言われる音楽は、人の生きる力に密接に関係していて、

人と人の結びつきに欠かせないものでした。

 

①音楽は感情(やる気)を動かす。

②その感情は、脳の中で特に原始的な部位大脳辺縁系で生まれる。

③音楽は脳全体を刺激する

④音楽を聴くと何となく良い気持ちになる程度の解明が進化しホルモンレベルでの影響がわかってきている。

 

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🎶音楽で変わる行動心理学として、

☆BGMの効果は例えば、

―1911年アメリカの工場作業現場で、環境改善を目的としてBGMが使用され、1915年にはエジソンが発明した蓄音機により録音された音楽が再生された。

生産性が高まり、士気を向上させ、ミスを減少させた。

 

―例えば、飲食店などのお店の印象は視覚情報に勝るとも劣らない程、音楽がカギとなる。

・会話をスムーズに楽しんでもらう為のマスキング効果

・雰囲気を明るい、楽しい、高級感、落ち着く、くつろぐ等のイメージ効果

・BGMでターゲットを絞る

・テンポで人の行動が変わる 

ランチタイムとディナータイムの音楽で食べる速度も変わる。

・音量を変える効果

 

 心理学で言う「同調行動」により音が大きいと会話の音量も大きくなる。

 ※人間には「集団的潜在意識」がありこの空間にはこの音楽という暗黙の了解としての「基準音楽」あり、好みに関係なく一致する。

・オフィスでのBGM効果

 メンタルヘルスが大事な今、ストレス軽減に音楽を!

 

🎵聴覚感性を研ぎ澄ます

・現代人は過剰な音にさらされ、刺激に慣れる事の弊害が起きている。

音の洪水から集中力を失う事態を避けるためには普段から刺激の少ないニュートラルな音から自分の感情を感じ取る訓練をすると良い。

 

 

🎶さて、 ここでこの文章を読まれた皆様に、質問です。

  カフェ店舗ではどんなジャンルのBGMが色んな効果を満たすのに良いとされたでしょう?

評価の高かったジャンルが2つあります。

              ↓

              ↓

ボサノヴァと、ジャズです。

 

プレゼン当日は学校で事前に、3つの場面でBGMを流しました(^^♪

先ずは登校時間work中の少しの時間tea timeです。

※に記述しましたように、TACのイメージに合うような音楽をチョイスしました。

 

もちろんtea timeにはジャズピアノを流しました( ´∀` )

 

🌲

 

AT の学びにより真の自分と向き合う毎日に、音楽をうまく取り入れ、脳を喜ばせ、感情を上手にコントロールし、心地よく生活していこうと思います。

 

🍄

 

音楽の役割を改めて考えさせられたプレゼンでした。

現代人にとって、確かに聴覚への刺激は過多ですね。

ATを学ぶ私たちは、音楽も大事ですが、まずはその手前にある聴覚と言うものをまず大事にして行きたいと思いました。

そうすることで、音楽は更に私たちにパワーを与えてくれそうですね。

 

担当 棚橋

 

 

 

2023年12月11日 プレゼンテーション

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『身体感覚と自己感』

 

こんにちは。

スタッフの遠藤です。

TACでは「本来の自分で周りと関わる」ことをテーマに、日々学んでいます。

 

私達は、人や物と関わり、何かの活動をするときには、身体感覚を使っています。

ATの原理に「感覚はあてにならない(Faulty sensory appreciation)」というのがありますが、感覚の受け取り方、そこからどのような調整がされているかはその人の中でしか(場合によっては本人さえ)捉えられないもので、そのあたりがそれぞれの「自己感」に関係しているのではないかということについてプレゼンをしました。

 

感覚にはいろいろな種類がありますが、自身の外にある情報を得るのに使われる感覚を「外受容感覚」、これに対し、身体の中で起こる感覚を「内受容感覚」と大きく分けられます。

「外受容感覚」はいわゆる五感といわれるもので、「内受容感覚」はそれ以外の平衡感覚、運動感覚、皮膚感覚、深部感覚、臓器感覚などがあります。

「内受容感覚」はホメオスタシスにも深く関係していて、「身体感覚としての自己」に近いかもしれません。

 

入力された様々な感覚情報は、脳内ネットワークシステムで組織化され、情動反応、自律反応、ホルモン分泌など生理的変化を伴い出力されます。

最近の研究によると、これには脳の「島皮質」という領域が関わっていることがわかってきました。幅広い脳内ネットワークシステムを持ち、「身体状態の意識化」、「運動・認知のプロセスや意思決定」、「知覚・情動・感情」などにも関わり、心身の統合作用に重要な機能を果たしていると考えられています。

 

一方精神科医ダニエル・スターン(1934-2012)は「自己感」について、乳幼児の発達の観点から以下のようなことを述べています。

 

彼は乳幼児の成長を観察し、そこに現れる「自己感」を「5つの階層構造」で説明しました。

乳児には生まれながらにして原始的な「自己感」があり、成長にしたがって階層から階層に変化するものではなく、新しい「自己感」が現れても古い「自己感」はなくならず同時に存在することで層をなし、多様で豊かな自己が形成されるというものです。

 

彼によると、新生児は、内部で起きるエネルギーのほとばしりのような「生気情動(vitality affect)」を流れのあるパターン化された変化として感じ、それを養育者との間で「情動調律affect attunement(情動を共有すること)」が行われ、体験が促進されると新たな「自己感」が引き出されるというサイクルで、乳幼児の「自己感」は他者との関わりの中で創出されていきます。

 

このことからも私達は生まれながらにして関係性の中にあるともいえるでしょう。

またATのワークもこのあたりがベースになって行われているかと思います。

 

自己感はプライマリーコントロール感とも言えるかと思いますが、自他の関係性の中で見えてくるものかもしれません。それについては次回のプレゼンでお伝えできればと思います。

 

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