こんにちは。
TACスタッフの遠藤です。
今日のプレゼンは、アレクサンダーと同時代を生き、 日本人で初めてサイコフィジカルな思想を広めた「中村天風」 を取り上げました。
現在でも彼の考え方は経済界、 スポーツ界など多方面に生かされています。(著書「運命を拓く」 は大谷選手の愛読書だとか)
天風は病気で死の淵をさまよい、 生きるとはどういうことかを模索する中で「心身統一法」 というサイコフィジカルなメソッドを創りました。
またご存知の方も多いかと思いますが、 アレクサンダーは喉がれの原因を探るための自己観察を通してテク ニークを開発しました。
それぞれの手法が作られる経緯に、 重なるところがあるような気がします。
また、天風の言う「絶対的な積極」と、アレクサンダーの言う「 プライマリーコントロールが機能する」は、どちらも「 自らにある深いものと繋がり、外との関わりの中で自分を生きる( 活かす)エネルギーが満ちている状態」 を表現しているのかなあと思います。
このようにアレクサンダー・テクニークとは違う領域の視点から、 アレクサンダー・テクニークを眺めることも興味深いですね。