9月20日 音楽プロセス体験ワークショップ 2回目

今日は、前回4月にも行った谷中先生の音楽プロセス体験ワークショップでした。

入門講座として、今回は第2回目でした。

utenamuse.jp

今回は、前回より少人数でテーブル2つを使ってのワークでした。

 

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最初は、ウォーミングアップ!

2歳児になったつもりで、画用紙にクレヨンで自由に描く!

 

そこから、自分の自由な動線を描く。

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次に、「イチジク、ニンジン、さんしょに シイタケ ごぼうに 、、、、、」

のわらべ歌で〇を描く!  

 

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そして、曲に入っていきます。今回は2曲やりました。

 

1曲目は クリーガーメヌエット。3拍子のシンプルな曲です。

この曲のメローディーが膨らんだり、縮んだりするのを谷中先生のピアノに合わせて描いていきます。

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何回かやるうちに、皆さん少しづつ、書くことに慣れてきたようです。

今度は、膨らむところ、縮むところを逆にします。

 

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この2通りをやって感想を聞いてみると、人によってどっちの方がやりやすい、気持ちが良いか?は違うようでした。おもしろいですね。

 

最後に一番自分の好きな形を描きます。 さすがみなさん、のびのびと描かれていますね。

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🍋

 

そして、次の曲は、パッヘルベルサラバンド

1曲目より少し音が多い曲です。

こちらは、ピアノの右手、左手、に分けて、リズムを描いていきます。  

 

左手のリズム↓(ナイキのマークではありません😂)

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その上に右手のリズムを重ねる。↓

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そして、最後は画用紙に円を描いて8等分にして、このメロディを重ねて行きます。

最後は動画でどうぞ!

 

youtu.be

こちらが完成したもの☟

 

 

それぞれにきれいなお花ができましたね。

そして最後に、最初この曲を聞いた時と、ドローイングをした今との聞こえ方の違いを比べました。

 

この音楽プロセス体験ワークショップは、

名前の通りプロセスが大事です。

きれいに描けたかどうか?が大事ではありません。

きれいに描くことに集中する(エンドゲーニングする)のではなく、「どんな事を感じたか?」「自分は何を思ったか?」が大事になります。

楽しいだけではなく、時に自分っていうものに直面し、辛いこともあるワークですね。

 

これが、我々TACでやっている事と、この音楽プロセスワークの共通点ですね。

 

そして最後に皆んなで、感じた事をシェアをしました。

 

「音を丁寧に聞いた、味わって聞いた。音楽の歴史を感じた。」

と言う感想に対して

当にこのワークショップでは「聞き方の解像度をあげていく」事を意図しています。と谷中先生が言っておられました。

他に

「身体を揺すりながら書きたいと思った。」

 

「昔大学でやった古典舞踊の授業は退屈だったが、今日は踊りたくなった」

 

「音が入ってきて、そこからアニメーションみたいなものが見えてきた」

 

「馴染み感が1回目2回目違った」


「お互いの描いたもののシェアができて良かった」

 

「クレヨンの色の選択が困難で集中し難かった。」


「学校でもこれをやれば楽しいのに!距離感、量の感覚の学びに良い」

 

などなど、それぞれの感想がたくさん出て来ました。

話は尽きず、教育の話、音楽とは何なのだろう?と終わってからも長い時間、残ったメンバーで話していました。

谷中先生、今回もありがとうございました。

 

(編集担当 棚橋)