今日は、2年生Kさんのプレゼンテーションの日でした。
Kさんがふり返りを書いて下さったので、そのまま貼り付けますね。
お題!
「あなたがATについて思っていることを教えて下さい」

TACに入学してから1年半、ちょうど折り返し地点までやってきました。
自分の興味のあることを一方的に聞いていただく形のプレゼンが多かった私ですが、そろそろ学校も後半戦。今回は、皆さんを巻き込んで一緒に活動していきたい、と考えました。
まだ、ワークも半人前で、難しいことはできません。逆に学生の身だからこそ何かできないかと思い、「なぜATに取り組み続けているのですか」というテーマで、皆さんの思っていることを、紙に書いてもらい、みんなでシェアし合ってはどうかと考えました。
一見、とてもシンプルで簡単なことのように思えますが、実行可能か皆さんにたずねると…
・個人にプライベートなことだから、そんな簡単に出せないことがある
・あの人はコメントが深い、浅い、など、人間性まで覗かれそうで、抵抗がある
・それをわざわざ全体でやることが、本当に意味のあることなのかどうか、理解できない
など、様々な意見をいただきました。
そこで、このプレゼンは諦めよう、という気持ちになりましたが、なぜかその奥の方で「いや、ちょっと待って。本当にやりたいと思って、一生懸命考えたんだよ。」という声。何だろうこれは、と思いながらも、私の中でもう一度、本当にやりたいことは何なのか、と問い直す作業が始まりました。
その中で、だんだん言葉になってきたことが3つ。
・その人から出てきた言葉、思いに「浅い、深い」はない。「浅い」と思われる言葉にも、
たどっていくと、深い思いがあるだろう。
そして、そもそも「浅い、深い」と評価をする必要はない。
・私が生きてきた道、他の人が生きてきた道、それぞれ違うからこそ、
いろいろな視点からATを見ることができるはず。それを見たい。
・同じ機能を持った人間だからこそ、何か「つながり」のようなものも感じられるのではないか。
そして、悩んでいる中、読んでいた本の中に「布置」(Constellation)という言葉を見つけました。
今まで読んだこともなかった、心理学者、河合隼雄さんの本です。
ついつい、困ったことが起きると、自分を出来事の外に置き、因果関係を見つけてさっさと解決しようとしがちな人間ですが、実は、それぞれの出来事には自分も関係していて、一見何の関係もなさそうなばらばらの事象も、どこかで関連しているかもしれない…それを読み取る力が大切だ、ということなのです。もしかしたら、これ、大きなヒントなのかもしれない!
どこかATともつながる考えが出てくる河合さんの本と、心の奥の方の声に背中を押されて、今日のプレゼンとなりました。テーマは提案より広く「ATについて思うこと」。どんな小さな声でも拾えるかな、と期待をこめて。

そこで出た話、エピソードについては、それぞれを読み取った皆さんにお任せします。

今回プレゼンをする以前に、私の中で大発見だったのは…「プレゼン、やる?やらない?」の葛藤の中で、自分の身体、心の奥の方に、はっきりとした「意志」のような、「方向性」のような、とにかくちょっとやそっとでは譲れないような「これ、大事」というもの。今まで見たことない、私じゃないような「もの」の姿を見てしまったことです。
先生方に、事あるごとに「そっちの“自分”の方にいていいんだよ」「まだ、出てきてないけど、ドドーンってでてきそうなものがあるね」と言われてきたもの。ああ、その事だったのかな、と。
それをATでは、プライマリーコントロールというのか、そこがダイレクションを出したがっているのか、そして、引っ込んだり出てきたりするものなのか、何も分かりませんが、1年半、ワークに取り組んで来たからこそ出てきたもの、見えたもの、だと思っています。
この「もの」の姿を大事にして、後半戦のワークに取り組んでいこうと思います。
最後に一つ、今日、初参加のビジターさんは、たまたま心理学を専門とされている方…「これも“布置”のひとつなんじゃないかな」と先生がポツリ、でした!
(お終い)

今回のプレゼンは、Kさんの中で「プレゼンをどのようにするか?」というところで、ずいぶん悩み、そしていろんな気づきがあったようです。「自分がなぜATをやっているのだろう?」「他の人も同じ動機や感覚でやっていると思ったら、意外に違った!でもそこには、良い、悪いは無い!」
プレゼンをしているKさん、いつもより強い(ポジティブな意味で)感じがしました。
これからも楽しみです😊
ブログ担当 棚橋